がんゲノム検査、保険適用へ…来春にも

がんの原因となる遺伝子を調べ、効果的な薬を選ぶ「がんゲノム医療」の遺伝子検査システムについて、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の部会は13日、製造販売することを初めて了承した。

1か月程度で医療機器として正式に承認される。対象患者は一部に限られるが、早ければ来春にも公的医療保険が適用される見通しだ。了承されたのは、国立がん研究センターとシスメックスが開発した検査法など2種類。100種類以上の遺伝子変異を一括で調べる。検査で個々の患者に合った薬が見つかる可能性があるが、現状では治療できるのは1~2割程度とされる。 対象は、肺がんなどの固形がんで、再発や進行して標準的な治療が受けられない患者、希少がんや小児がんなどの患者に限られる。同センターの検査法は「先進医療」として行われ、検査費約67万円のうち約47万円は自己負担になっている。保険が適用されれば、患者負担が減ることになる。

【文責】登坂紀一朗(薬剤師)